わぎょログ

小径車にはまった元ロード乗りのブログ

フェルデンクライスメソッド

 以前投稿したフェルデンクライスメソッドのレッスンを19日に受けました。なかなかに衝撃的な体験でしたよ!

 

 フェルデンクライスメソッドの詳しい説明はこちらで。

 

 レッスン前にまずは自分の体で気になる所、またどうしたいのかを先生と話していきます。フェルデンクライスメソッドでは先生との信頼関係が非常に大切なんだそうです。

 

 そして実際に立った姿勢や筋肉の状態をチェックされます。僕の場合、お尻周りから足にかけての筋肉の緊張がひどいとか。自分ではリラックスしているつもりなのに、力が入っているよと言われてしまいました。

 

 その後本格的にレッスンがスタート。と言っても僕自身が何かするのではなく、横になって先生の指示に従うだけです。先生曰く、「ここから先は一切気を使わず王様になって下さい。少しでも気になったこと、不快なことがあったら遠慮せず言ってほしい」とのこと。

 

 軽く体の各部位に触れながら、筋肉の緊張状態を解いていってくれます。どんなことをされるのかちゃんと見ておこうと思っていたのに、心地良くて自然と瞼を閉じてしまいました。あとは、何かされているなと感じるだけ。ちょうど、覚醒と睡眠の間を漂っているようで、自分でも筋肉の緊張が解けていくのが分かりました。あとで聞いた話によると開始15分位で寝ていたそうですw 先生の気配を感じていたので、熟睡していたわけではなさそうですけど。

 

 終わったよ、と軽く胸をポンっと触れられた時は、全身脱力状態でまるで床に張り付いているかのよう。しばらくは動けない、というよりあまりの心地良さに動きたくないと思いました。この感覚が衝撃的。人の体ってこんな風になるんだなあ。

  

 これで今まで体が覚えた習慣とか、こうしなきゃいけないと思いこんでいた身体の使い方が一度リセットされて、自然で効率的な使い方を体自身が模索していくそうです。

 

 実際に立ち上がってそのままの姿勢でいると、重心が定まらずフラフラしました。これは体が新たな使い方を模索している状態。僕の場合後傾気味だった骨盤が良い位置になり、それに伴って重心の位置が変わるのが分かりました。徐々に体が馴染み、自然と立てるようになるんです。整体のように強く体に触れるわけでもないのに面白いなあ。

 

 足りないものを単にトレーニングでプラスするのではなく、むしろ習慣的な動きを見直すという、ある意味引いてみる考え方がとても新鮮に感じました。先生自身、某夢の国で10年間ダンスをされていた方で、自身も体を壊していく中でフェルデンクライスメソッドと出会ったそうです。体験に基づくだけに、元々知り合いだからというのは関係なく説得力があると思いました。

 

 僕が受けたレッスンはまだまだほんの入り口です。一度のレッスンで全てが良くなるわけではないですから、今後も定期的に受けて経過を見てみるつもりです。なにやら通販番組でよくある体験者の話のようなステマ感溢れるエントリーになってしまった気がしますが、とにかく自分の体がどう変わっていくのか今は楽しみ。